工作員芸人「工作太朗」の(裏)潜入日記

工作芸人工作太朗の裏の顔。色んな珍スポットへ潜入します。普段足を踏み入れない場所、ちょっと大人の店、変わった活動をしている人、都市伝説、怪異…等、社会の裏側に体を張ってレポートする裏工作日記!内容に裏工作はありません。※個人の意見・感想を書いています。いかなる番組、局を代表するものではなく、又正確な情報ではない可能性があります。

【新発見】静岡・山梨だけじゃない『名古屋の富士山』~公園遊具・すべり台巡り~

どうも、工作員芸人工作太朗です。

 

 

突然ですが皆さん、

「富士山は静岡と山梨だけのもの」と思っていませんか?

 

言わずとしれた日本一の山、富士山

実は、私が住んでいる愛知県名古屋市にも、

富士山があります。

 

 

よく他府県の人たちから言われるのが、

「名古屋には何もない・・・」

 このセリフ。もう飽き飽きですよ。

 

次からそれを言われたら、こう返してあげましょう。

 

「いや、ありますよ・・・」

 

「名古屋の富士山が!」と。 

 

 

実は地元民でさえ、それが名古屋独自のものだなんてほとんど知らない、そんなものなんです。なので、名古屋の知られざる新観光名所とでも言っておきましょう。

 

 

 

これから流行ること間違いなし!!名古屋の新観光名所!!!

 

 

それが・・・

 

 

名古屋の富士山

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どや!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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緑区 鳴海城跡公園)

 

 

ん、モニュメント、、、?

 

 

え、そんなオチ、、、?

 

 

 

いやいやごめんなさい、決してふざけているわけではないんです。笑

ちゃんと説明しますね。

 

↓お時間が無い方は、目次から早見して下さい↓

【目次】

 

 

名古屋発祥の公園遊具

富士山(風?)のモニュメントは、上の鳴海城跡公園の他にも、名古屋市内・愛知県内に沢山あります。

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大須 裏門前公園)

 

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(東別院 葉場公園)

 

これらの富士山(風?)モニュメント、実はコンクリート遊具で「富士山すべり台*1」と呼ばれます。そう、これすべり台なんです。山の頂上まで登って、斜面をすべって遊ぶ名古屋発祥の遊具なんです。現在愛知県内に129か所あるようです。

 

ただ・・・

「この数字はどうやって出されたのか?」

 

そう・・・

すべてこの人の調査によるものなのです。

 

 

 

 

富士山すべり台研究家「牛田吉幸」さん

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富士山すべり台を調査し続けて

18年!!

富士山すべり台を愛してやまない牛田吉幸(48歳)さんは、普段公園遊具と全く関係のない会社の勤務をしながら、休日に富士山滑り台を撮影&調査されています。それを18年間も続けている人なのです。要は、「富士山すべり台の事は牛田さんに聞け!」ということです。

牛田さんのすごいところは、富士山すべり台研究のパイオニアという事。

というか、牛田さんの他に富士山すべり台を研究している人は誰もいないんですがね。

そんな唯一無二のスペシャリスト。

・・・ただ、

なぜ富士山すべり台を研究し始めたのだろう??

 

牛田さんに色々と聞いてみました。

 

 

  • きっかけ

 18年前の話。元々カメラが趣味で、鉄道等の写真を撮っていた。そんなある日、景色を撮影しようと町を散歩していると、公園を通りがかった。懐かしいなぁ…と思いながら遊具を撮影。

 後日また散歩中に公園を見つけ、そこで遊具を撮影。そしてまた次の公園へ…、と繰り返すうちに、富士山すべり台の写真が沢山あるのに気づく。

「あれ、富士山すべり台ってこんなに沢山あったっけ?」

 公園によって色合いや形が微妙に違う。この違いを発見した時、男子ならではのオタク心をつかまれた牛田さん。

「全部写真に収めてみたい!」

 

  • 富士山すべり台の歴史

 富士山すべり台写真に没頭していると、「これが一体どうゆう経緯でできたのか」気になって仕方なくなった。

 そんなある日、たまたま名古屋市役所「緑政土木局」の方と知りあう機会があった。富士山すべり台について聞いてみると、そこで初めて名古屋発祥の遊具ということが分かった。昭和40年頃、名古屋の人口が急増し区画整理が行われ、児童公園が沢山作られた。そこに設置する遊具として、市役所職員さんが考案し書いた図面がすべての始まり。富士山すべり台の正式名称は「プレイマウント」*2。この図面が様々な遊具業者に発注され、愛知県を中心に多種多様の富士山すべり台が作られた。2019年1月現在*3名古屋市内で93か所、その他愛知県内では36か所の富士山すべり台があるそうだ。もちろん、この数値をデータ化したのは、すべて牛田さん!!

 

  • 日本初は吹上公園

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第一号は1966にできた「吹上公園」。古いせいか、小石の部分がすり減ってかなり丸くなっている。

 

  • 最新作は雁宿公園

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2017年に作られた半田市の「雁宿公園」*4。最新作なだけあって、時代に合った安全仕様。登る部分は階段になっている。安全柵もある。

 

 

  • どうやって調査している?

これらの調査は、全て牛田さんが独自に行ったものです。ではどうやって調べたんでしょうか?

書籍・発行物の調査

名古屋市図書館にこもって、名古屋市発行の年報を探し出し、読み漁る。公園建設のお知らせ等公園に関する記事がないか、片っ端から読み探す。

衛星写真で目星をつける

図書館で調べた場所を実際に衛星写真で調べてみて、現存しているかどうかチェック。それ以外でも、地図上で確認できる公園は、もれなく衛星写真をチェック。

現地に赴く

富士山すべり台らしきものを衛星写真で確認したら、実際に現地に行ってみる。そこで写真を撮ったり、実際に滑ってみたりしてデータをとる。

 

…という流れなんです。単純計算で、今の流れを129回繰り返した事になります。血のにじむような努力!!!だって、誰も調査していないところを一から調べ上げるんですからねぇ。本当尊敬です。

 

一番忙しかった時は、一日で20か所程回ったこともあったそうです。

 

  • 富士山すべり台のデータ

牛田さんの血のにじむような努力で得られた調査データ

それがこちら↓

富士山すべり台への情熱と気迫を感じます。

 

研究家としてのポリシー

牛田さんは調査するだけではなく、大事にしていることがあります。

 

それは、

 

かならず滑ってみること。

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「必ず滑る」…芸人にとっては耳をふさぎたくなるワードですが、牛田さんにとってはめちゃくちゃ大事。一つ一つ色や形が違うだけではなく、すべってみないとわからないことが沢山あるそうです。…確かに、芸人もすべってみないとわからないことが沢山。笑

 

あと、シンプルに… 

 

すべってみると楽しい!

それが一番大事!大事m〇nブラザーズバンドの様に語っていました。

 

 

 

 

早速遊んでみた

師匠の牛田さんからスタート

綺麗なフォーム!さすがです。手を上げて思いっきりおしりですべるのがコツの様です。

 

続いて弟子の工作太朗

動画で伝わりきれてないと思いますが、スピードと摩擦がけっこうあります。

 

やってみた感想、、、

 

 

すげー楽しい!!

 

 

 

いやいや…

「そんなの昔やったから知ってるよ」

という皆さん。

 

 

子供のころにやったのとは、また一味違いますよ。

大人がやる方が体重も乗っかって速いです!!

なかなかスリリング!!

 

 

発展形の遊び方

これで終わりかなと思っていたら、突然牛田さんが…

いや元気すぎる!笑

 

普通はこちら側の石がある方から登るんです。

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が、無邪気に傾斜を逆走する牛田さん。こんな48歳どこ探してもいないですよ。笑

頂上付近で軽くジャンプすると、体への負担も少なく登れるそうです。

※「ハァハァ」と息が上がるオッサンたちも、この動画の見どころ。笑

 

富士山すべり台はこういう遊び方もできるんですね。

 

 

 

変わり種の富士山すべり台

  • なんとなくで作った?中村公園

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よく見てください。。。なんか左右非対称じゃないですか?しかも、外形がガタガタ…?

 

普通はこういう綺麗な斜面で対称形なんです。

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中村公園の場合は↓

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比べてみると一目瞭然ですよね。頂上部分をみたら、傾斜が全然違う。笑

これも各公園の「味」です。なんか右側の斜面、SASU〇Eの反り立つ壁みたいでいいですよね。笑ちなみに、この反り経つ壁側を滑ると、めちゃくちゃスピードでます。

 

  • ツートンカラーの松原公園

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カラフルで可愛いなぁ…とかおもってたら、

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これも大体の位置?笑 色の配分に規則性がない、、、これまた味です。

 

  • 二連の山 大瀬子公園

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こういう連峰タイプのものもあるんですね!

 

峰の部分でこんな遊び方もできました

 

そして

 

・・・

 

ここでも牛田さんは…

かなり興奮していました。笑

 

 

本当いろんな富士山すべり台があるんですよ!調べれば調べるほど面白い!!

 

 

新しい大人の遊び方

牛田さんと遊んでみて、僕自身32歳だということも忘れてしまうほど楽しかったです。

 

ただ、

「すべるのが楽しい!」

…というのもさることながら、

「他の公園はどうなんだろう?」

と、複数の富士山すべり台を見て回るのは、もっと楽しいのです!

 

「公園に行くことはあっても、公園巡りに行くことはあんまりなくないですか?」

これが新しいんです!!

「すべり比べ」をすることで楽しさ倍増です。

 

 

皆さんの遊び、マンネリしてませんか?

富士山すべり台巡り、新しい刺激になると思いますよ♪名古屋発祥の遊具、みんなで広めていきましょう!インスタツイッター映え写真も撮れます!

友達と一緒に、カップルで一緒に、…富士山すべり台巡ってみてください!

 

 

えっ?

 

恋人もいないし、

友達も少ないし、

そんな人はどうすればいいかって?

 

 

そんな方は、、、

 

こちらのイベントに参加してみましょう!!!

 

 

 

初めてさんいらっしゃい「プロが教える公園遊びツアー!」

↑の表題は僕が勝手に言ってみただけで、本当のタイトルは「大ナゴヤツアーズ」です。笑

というわけで、先ほどから登場している富士山すべり台研究家の牛田さんが主催されるイベントになります。

 

【大ナゴヤツアーズ】

  日にち…1月26日(土)

  時間…10:00~12:30

  参加費用…2000円(まち歩き資料、保険料含む)

  定員…20人(最少催行5名)

  集合場所…名鉄名古屋本線本笠寺」駅 改札前

  解散場所…桜公園 ※最寄駅(名鉄「桜」駅、地下鉄「鶴里」駅)

 

 

きっとお友達もできると思いますよ♪そんな大ナゴヤツアーズですが、

 

締め切り間近!!

というか今週末開催!!!

珍イベント好きな人、急いで~~~!!!

 

参加申し込み&詳細は、上のリンク先をご確認下さい。

 

 

 

 

あ!

 

 

一つ注意事項を忘れていました。 

 

硬めのジーンズや作業服など

 

生地の厚いズボンですべらないと…

 

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こんなヤンチャな感じになっちゃいます。
 

 

 まこれも、「味」なんでしょうけど。

 

 

 

 

 

ではでは、サンキュー太朗で~す

 

 

 

 

【本日の目次】

 

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*1:通称

*2:名古屋市発祥の物に限る

*3:最新データは2018年6月のもの

*4:名古屋のプレイマウントとは違い、独自の図面によるもの